language in SEMI and Mule (Re: binary-start-process)
守岡 知彦 / MORIOKA Tomohiko
tomo @ kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp
2000年 12月 25日 (月) 15:21:40 JST
>>>>> In [emacs-mime-ja : No.00768]
>>>>> "Daiki" = Daiki Ueno <ueno @ bug.org> wrote:
守岡> language-info-alist は何でもありですから、適当な機構を PGG が提
守岡> 供することにより、それを使った設定を set-language-environment と
守岡> 同期して行うことは可能です。
Daiki> これは必要なのでしょうか?
守岡> 判りませんが、やろうと思ったらかなり何でもできるということを言っ
守岡> ているだけです。
Daiki> 何でもできるのでしたら、PGG の場合の、守岡さんの提唱する界面に
Daiki> おける、言語環境の設定を見せて頂けませんか? ;; 不完全なもので
Daiki> も構いません。
現状を前提にとりあえずの解決を行う場合、PGG 専用の
set-language-environment で設定可能な変数や関数などを設けるのが良いの
ではないかと思っています。そうすれば、set-language-environment で PGG
の設定を行うことができます。この場合、その default value が
`undecided' であるのは構わないと思います。しかし、coding category や
priority の設定と別に PGG に関する(heuristic な)設定ができる余地があっ
た方が良いと思います。
この時、もし、(PGG の外部から見て(*1))PGG が locale と coding-system
の関係を管理してくれるなら、使用する locale(ないしは、『言語環境』、
あるいはそれに相当するもの)を指定するための API があれば良いと思いま
す。
(*1) 実際には、PGG 自身ではなく、そうしたことを行う汎用の module に分
離されており、それを用いる場合を含みます。
もし、PGG が locale と coding-system の関係を管理しないなら、
coding-system と locale(ないしは、『言語環境』、あるいはそれに相当す
るもの)が指定できるのが望ましいと思います。
Daiki> ここで Emacs 21 の例を出したのは、Emacs 21 の実装を基準とすると
Daiki> いうよりも、むしろ、XEmacs の auto-language-alist を見ればわか
Daiki> るように、locale nameと言語環境の対応付けが 1:1 ではないために、
Daiki> Emacs 21 はあえて言語環境の変化に system-messages-locale を追随
Daiki> させなかったのではないかということです。
これは判ります。
個人的に現在構想しているのは、言語、地域、文字符号、OS, その他検出可能
なさまざまな情報を key に、これらの間の制約を calist みたいなので記述
する枠組を設ける方法です。そして、この記述の枠組に基づいて良くある組合
せを記述した database を作ります。この database を用いて、現在の実行環
境で言語や locale の情報を補完する問い合わせ関数を設けます。ここで、一
意に決められない場合は、利用者への問い合わせ関数を呼び出せるようにし、
利用者が選択できるようにします。この選択結果は利用者の用例 database に
保存され、次回以降の補完に用います。(つまり、SEMI MIME-View での方法
と同様の方法です)
Daiki> 「Emacs の language environment は基本的に、何かが違ったら言語
Daiki> じゃなくても違う『言語』になる」という、守岡さんの言に従うなら、
Daiki> ja_JP.UTF-8 やja_JP.eucJP などに対しても、
Daiki> define-language-environment により新たな言語環境を定義すべきで
Daiki> すよね。それも、pgg.el の中でやるべきなのでしょうか。
それはそうは思いません。ただ、message でよく用いられる CES の傾向性と、
『言語環境』の coding-system の優先度(それに、利用者の locale の設定
など)から、それらしい PGG の表示 message 用の coding-system と『言語_
地域』を設定可能なのではないかと思いました。もちろん、これは heuristic
であり、うまくいくとは限りませんが、でも、coding-system と『言語_地域』
から『言語_地域.符号』を作る場合、存在しなければ C locale を作ってくれ
る場合が多いと思うので、少なくとも文字化けは避けられるのではないかと思
います。
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===『幾千億の分子に分かれても ========================================
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