KAGE部品のchise-dbへの統合について
守岡知彦 / MORIOKA Tomohiko
tomo @ m17n.org
2005年 6月 19日 (日) 02:54:00 JST
>>>>> In [chise-ja : No.00432]
>>>>> Koichi KAMICHI <kamichi @ fonts.jp> wrote:
> #また腰を痛めて動けなくなってしまいました…。
お大事に。もうましでしょうか?
> 今日はKAGE部品を主にGT-Kに寄せる作業を行いました。そこで気がついたの
> ですが、「(1)GT-Kは、字形的要素に変化が無い変形はコードポイントを
> 分離しない」という癖があり、たとえば「元」「光」「克」「免」などの包
> みこみ用部品(「寇」「勉」など)は独立したコードを持っていないことが
> わかり、困りました。また、「(2)「下にくっつく」型の変形でたとえば
> 「大」ならば3画目の始筆位置が通常よりも外側になる、などの変形部品も
> 持たない」こともわかりました。
> あと、いくつか存在するはずだ、と思われる変形部品ももっていないことが
> あり、現状でKAGE部品を解消しきれないのは80部品です。(以下URLで見ら
> れます)
> http://fonts.jp/kagedb/trace.html
なるほど。
> 特に囲み部品の変形についてはどうしようもないので、以下のどちらかを考
> えています。
> 1)あたらしくオブジェクトをつくり、元の字からは
> ->formed @ component*cover-aroundでリンクする
> 2)元の字の素性としてglyphdata @ kage*cover-aroundとして部品を定義する
> (通常のはglyphdata @ kage)
> 新しいオブジェクトを作るのとKAGE部品素性を細分化させるのとどちらがい
> いでしょうか?アドバイスをお願いします。
(1) 別のオブジェクトを作りオブジェクト間の関係を記述するのが良いと思い
ます。
ところで、前の記事が紛らわしかったかも知れませんが、
守岡> 配置場所を示す情報をドメインか
守岡> `->formed @ component*location', `<-formed @ component*location'
守岡> といった素性に入れるというのはどうでしょうか?
というのは
(a) (...
(->formed @ component/配置場所を表すドメイン ?部品1 ...)
...)
(b) (...
(->formed @ component ?部品1 ...)
(->formed @ component*location 配置場所指示子1 ...)
...)
のどっちかということです。
FOO*BAR は素性 FOO のメタデータ BAR を表し、素性値はメタデータ指示子
(通常は symbol)の list で、文字のリストはとらないことになってます。
そういう訳で、->formed @ component*cover-around ではなく
->formed @ component/cover-around である必要があります。
;; ->formed @ component*cover-around の場合、->formed @ component という素
;; 性があり、その素性値に対して付けた cover-around というメタデータと
;; いう意味になります。
--
===『幾千億の分子に分かれても ========================================
決して忘れない。
この宇宙が終るまで』 守岡 知彦 (MORIOKA Tomohiko)
====================== Email: <tomo @ kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp> ======
More information about the CHISE-ja
mailing list