抽象と具象(Re: 文字オブジェクトにおける関係の視覚化)
Koichi Kamichi
kamichi @ fonts.jp
2005年 8月 26日 (金) 22:57:10 JST
上地です。
> <chise-ja:00430,00431,00433> での議論に基づき、
>
> 命名規則として、
>
> =CCS その CCS の例示字形を指すもの(具象 CCS)
> ==>CCS その CCS の包摂規準で包摂するもの(抽象 CCS)
>
> を採用し、文字素性属性で抽象・具象関係を明記する方向で行きたいと思いま
> す。
思い出しました。
> ただ、歴史的事情から、=ucs, =jis-X0208 @ 1997 は抽象のままで行きたいです
> (==>ucs, ==>jis-X0208 @ 1997 を設けた上で、従来のを alias にしても良い
> ですけど)。また、Big5 など例示字形が謎なものとか、そもそも例示字形が
> ないもの、本質的に抽象 CCS なものはどうしましょう?そういうのは =CCS
> でも良いと思いますし、敢えて ==>CCS とするのもありだと思います。
これは、「UCSやUnicodeの例示字形をさす方法は=ucs@{unicode|iso}に変更した
から」「JIS97版は90版との字形変更がなく97の例示字形を指すことは90の例示
字形を指すのに同義だから」、「=」を用いて具象CCSを指すことはありえない
(=ucs, =jis-X0208 @ 1997で、具象CCSを指したい、と思うことはありえない)、
という前提で例外が許される、ということですよね。
そういえば「呉」の=big5:A764は、なぜここにあるのでしょうか。big5のある1
つの実装フォントを代理で例示字形としている、という意味でしょうか。そうい
う意味では、big5は具象CCSになりますね。
そもそも例示字形のないCCSとは、たとえばどんなものでしょうか?実際の利用
のイメージがわきません…。
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上地 宏一 Koichi Kamichi <kamichi @ fonts.jp>
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