文字素性の集合による文字の交換 (Re: 属性か素性か)

NIIBE Yutaka gniibe @ m17n.org
2003年 2月 20日 (木) 10:01:40 JST


chise-ja だけ。

MORIOKA Tomohiko wrote:
 > 今は、事実上、文字定義をシステム単位に持たざるを得ませんが、本当はテキ
 > スト単位に持つ(というか、文字の出現毎に持つ)という方が良いと思います。

これは論議が残るのではないかと思います。Self contained のものが良いと
は思いますが, それが固定の決まったものだけではないだろうと思います。
code とその解釈系はそれぞれ影響しあいますが, 片方だけではなりたたない
し, その関係が絶対の固定のものじゃないから, その二つがおりなす実現は, 
生き生きとするのではないでしょうか。

文書の伝送とやりとりに伴って, それが持っている文字の情報, テクストの情
報もより豊かに発展して行くというようなのになると面白いのですけど。

養老先生の言葉(だったかなぁ)を借りれば, 「利己的な遺伝子」という見方は
一つの方面からだけのものであって, もうひとつ「存在するすべての細胞は細
胞から分かれた」という真実があり, 細胞無しに DNA それ自身が意味を持つ
という考えはどんなものか... というところでしょうか。

絶対唯一無二の文字符号がある, あるいは完全無比の文字情報データベースが
あるという見方ではなくて, いろいろなところに矛盾を抱えながらもそれぞれ
が生きているというのがいいなぁ。

時に, 「言いまつがい」という話が 1101.com でありますが, 情報の欠落や, 
伝送路の擾乱によって, あらたなファンタジックな創造が生まれるということ
もまたありうる事実だと考えますがどうでしょうか。

ASCII の定義は, ASCII アートを意図していたかと言えばそうでないでしょう。
ヘミ猫は, 立派な生物かもしれません。

 > そして、共有文字データベースの実現・利用し、各アプリケーション・プロセ
 > ス中の文字オブジェクト空間と共有文字データベース中の文字空間を分離する
 > (さらに、複数の文字データベース・システムの利用を想定する)現在の
 > CHISE プロジェクトの方向性を考えると、全ての文字オブジェクトが共有文字
 > データベース上で定義されているというのは現実的ではなく、共有文字データ
 > ベース上のオブジェクトは代表例として考え、テキスト中の文字オブジェクト
 > はそこから生成されたインスタンスとして扱うのが良いと思います。

ここはその通りだと思います。

これに加えて, 送り手が全ての情報を埋めてその解釈だけがあるのではなく, 
受け手が解釈する余地が有るというのもまた大事かと考えます。

言いまつがいの可能性が残ることが。
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