[ids] ids-find

[守岡知彦 / MORIOKA Tomohiko]

守岡です。

昨日 ATR で行われたミーティングの参加者の皆様、ご苦労さまでした。

ところで、昨日、江渡さんのリクエストに従って JIS X 0208 の漢字で使われ
る瀕出部品を調べるプログラムを書いてる途中で、ids-find.el の関数
ideographic-structure-char= の問題に行きついたのでこれを修正しました。

この問題は、M-x ideographic-structure-search-chars [CR] した時に、部品
によっては変な結果が出てくるという問題と同一の原因だったので、結果的に
この問題も修正されたと思います。

また、今日江渡さんから受けたリクエストを実現するために関数
ideographic-structure-repertoire-p (STRUCTURE PARTS) を作成しました。
この関数は、第一引数で指定した漢字構造情報 STRUCTURE が漢字部品の集合
PARTS で構成可能である時に非-nil 値を返します。

また以下に付けるプログラム radical-repertoire-test.el は

-------------- next part --------------
テキスト形式以外の添付ファイルを保管しました...
ファイル名: radical-repertoire-test.el
型:         application/octet-stream
サイズ:     1756 バイト
説明:       無し
URL:        <http://lists.chise.org/pipermail/chise-ja/attachments/20021217/dd7929f4/attachment.obj>
-------------- next part --------------

この関数を使って上位 103 位の部品で構成可能な漢字のリストを表示するも
のです。

これによれば、上位 103 位の部品で約 13000 文字（異体字を含む）が構成可
能で、その内 JIS X 0208:1990 に含まれるものは約 1500 文字となりました。

-- 
===『幾千億の分子に分かれても ========================================
     決して忘れない。    
     この宇宙が終るまで』              守岡 知彦 (MORIOKA Tomohiko)
====================== Email: <tomo ＠ kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp> ======