APEL 問題、再燃?

Mikio Nakajima minakaji @ osaka.email.ne.jp
1999年 11月 4日 (木) 23:18:40 JST


  こんばんは、中島@あさひねっとです。

At 04 Nov 1999 19:58:42 +0900,
tomo @ etl.go.jp wrote:
 
> ;; とはいえ、私が書いたことは誇張した意見です。だってその方が盛り上が
> ;; るでしょう?:-)

  う〜む、少し守岡さんに乗せられてしまったかな〜 (^^;;。


At 04 Nov 1999 18:58:21 +0900,
Miyashita Hisashi <himi @ bird.scphys.kyoto-u.ac.jp> wrote:
 
> 古いEmacsenをサポートするという命題があるのであれば、APELを使用することは
> 非常に有益です。まあ、私はあまり古いEmacsenに縛られていることに意味があるか
> 疑問に思っているからでもあるのですが。

  ぼくも例えば現状は NEmacs は使いませんが、もしも PocketBSD なんかを
入手して NEmacs が PocketBSD に最も快適である、というのを実感したらば
もっと必死になって APEL の NEmacs support をするでしょう。APEL の命題
と言われてしまうと個人のニーズを声高に言い辛くなってしまいますが、個人
のニーズを中心に見れば、何が必要となるかは常に相対的なものですよね。


> それは、APELで吸収されているEmacsen間の
> 違いは、表層的なものにとどまっており、結局はEmacs開発の側に
> 働きかけた方が、長期的な視点からは有益であろうことが多いと思うのです。

  長期的という意味からはその通りだと思います。でも himi さん自らおっしゃ
るように FSF Emacs/XEmacs の間の溝は結構深いようですね。素人目にも簡単
には埋まらないように見えます。

himi さん自身、既存の Emacs をそのまま Windows にもってくることが良く
ない、とお思いだから Windows に特化した Meadow を作ってらっしゃるので
しょう?  Emacs で差異を解決できるならば、オリジナルの Emacs の
Windows サポートを徹底したら良いですよね? ;-p

今更何だと言われるかもしれませんが、結局、みんなの立場の相対的な位置関
係が異なっているだけなんでしょうね。

   himi さんは Meadow の作者として Emacs (Meadow) (& Windows) をベース
   に、

   守岡さんは SEMI/FLIM/APEL の作者として Emacs Lisp をベースに (勿論
   UTF-2000 の作者でもあらせられるので、Emacs 全体を視野に収めてらっしゃ
   るのでしょうが、どちらかと言えば Emacs Lisp の世界を強く感じます)

   佐藤先生は、SKK の原作者として SKK の安定性を一義に考え、

   SEMI/FLIM/APEL と SKK を併用するユーザは APEL にも感心があり、

   SEMI/FLIM/APEL を使わない SKK ユーザは APEL には感心がなく、

みなさんの位置関係が異なるだけで、どの立場が良くてどの立場が悪い、とい
うことはないのでしょう。どの立場がより包括的か、という視点はあるかもし
れませんが、それが絶対的な価値を決めるものでもないように思います。

結局それぞれの立場にあって、何が効率的なのかを考えて上手く立ち回るしか
ないのでしょう (何だか至極当り前のことを言うとるなぁ〜)。


で、改めてぼくの立場は、と言うと
 
At 04 Nov 1999 19:58:42 +0900,
tomo @ etl.go.jp wrote:

> 技術的な問題をみんなでわいわいがやがややりながら直して行く方が私
> は好きです。

 この守岡さんのお言葉にすごく近い思いです。だからアグレッシブに、仲間
とは広くつきあいたいのであって、心配して後ろ向きに、閉鎖的になりたくは
ないのです (だからと言って決っしてリスクを犯したい、というわけではあり
ませんが)。

ぼくは特にプロのプログラマーでも、システム管理者でもない、単なる事務系
の仕事をやっているサラリーマンなので、プログラミングはやっていて楽しい
ことが一義です。会社の仕事のように無難を目指すのはおもしろくないですか
らそんなやつが SKK 10.x を保守していること自体が間違いなのかもしれませ
んが...。

ぼくが SKK に積極的にかかわってきてから既に 5 年が経過しましたが、ぼく
がやればやる程、SKK は佐藤先生の手からは遠ざかってきました。何度か不安
になって佐藤先生に「ぼくのやっていることは間違いないでしょうか?」と尋
ねたこともありましたが、否定的な回答は一度もなかったと記憶しています。

しかし一方で、それを心良く思わない人も何人もいらっしゃったと思います
(実際、何度か肌身に感じたことがあります)。

APEL を使うことにしたのはぼくの勝手な決定であり、極限すればぼくの好み
だったのかもしれません。それを皆さんに押し付ける (勿論お勧めする理由に
ついては今まで散々述べた通りですが) のも申し訳ないように感じてきました。
ここが一つの節目になりそうに思うので、お互いに違う道を歩むことにいたし
ましょう。

ぼく自身、色々勉強しなきゃなりませんが、是非とも Ring server Openlab
による集団管理体制に入ろうと思います。ぼくはそこに加わって下さる皆さん
と一緒に、本家京大の SKK とは別にベストだと思うものを作ります。もちろ
ん、そこでもっと幹だけの SKK を作っていただいても結構です。

Ring server の方は、早々に基本的には承認が降りたようで、今、色々手続き
中です。準備ができ次第アナウンスいたします。
-- 
中島幹夫 <minakaji @ osaka.email.ne.jp>
     <minakaji @ pdx.ne.jp> (急ぎのときはこちらへ)
http://www.asahi-net.or.jp/~gy2m-nkjm/




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