[CHISE-ja:1022] tamago-tsunagi-draft.gitの公開とご意見伺い (was: Emacs-tamago (egg) のupstreamを(再び)作りませんか?)

Mitsutoshi NAKANO itsango @ gmail.com
2014年 11月 16日 (日) 10:45:17 JST


このメールは
tamago-tsunagi-misc @ lists.sourceforge.jp
chise-ja @ lists.chise.org
freewnn-users @ lists.sourceforge.jp
canna-dev @ lists.sourceforge.jp
anthy-dev @ lists.sourceforge.jp
opensuse-ja @ opensuse.org
debian-devel @ debian.or.jp
freebsd-users-jp @ freebsd.org
に同じ内容で出しております。


お待たせして申し訳ありません。
リポジトリ
http://git.chise.org/git/elisp/tamago.git
をいじるののと、この文章を書くのに
とても時間がかかってしまいました。

以下をお知らせすると共に、
ご意見・情報をお待ちしております。

1.
仮のリポジトリを
https://github.com/MItsutoshiNAKANO/tamago-tsunagi-draft.git
に置きました。

sourceforge.jpではなく、GitHubにリポジトリを公開するのは、
まだこれが正式なリポジトリではないからです。
問題があれば歴史を変更することもいといません。
また、リポジトリを消して作りなおすこともありえます。
(というか、正式版はリポジトリを作りなおすつもりです。)

この状態でリポジトリを公開するのは
皆さんに、現状を見て、レビューしていただきたかったからです。

ここはこうしたほうが良い、とかご意見いただけたら幸いです。

各ブランチは以下のようになっています。

master - http://git.chise.org/git/elisp/tamago.git
	と同じ4.0.6+20020909頃
tsunagiSpike - masterから進めて
	4.0.6+0.20041122cvsにしたもの
tsunagiDebian - tsunagiSpikeから進めて
	4.0.6+0.20041122cvs-19にしたもの
tsunagiFreeBSD - tsunagiDebianから進めてFreeBSD上の
	4.0.6.0.20041122.19_7に準拠しているもの
tsunagiOpenSUSE - tsunagiDebianから進めてopenSUSEの
	4.0.6_20041122cvs-7.1に準拠しているもの

openSUSEとFreeBSDを見比べたのですが、
FreeBSDの方がよく考えられていて
出来が良いように思いますので、
tsunagiとしてはFreeBSDの方を採用しようかなと思います。
FreeBSDの4.0.6.0.20041122.19_7を
masterに持ってきたリポジトリを作りなおして
正式版として公開する予定です。

FreeBSDもopenSUSEもDebianのアーカイブを
取り込んでいた経緯から
debianディレクトリが残っていますが、後で消します。


2.
NIIBEさんが更新している
git://anonscm.debian.org/pkg-anthy/egg.git
の変更も取り込もうとしたのですが、
git clone git://anonscm.debian.org/pkg-anthy/egg.git
cd egg
git checkout origin/debian
git branch debian
git checkout debian
git format-patch debian/4.0.6+0.20041122cvs-19
して出てきた44個の.patchを

https://github.com/MItsutoshiNAKANO/tamago-tsunagi-draft.git
のtsunagiDebianに対して
git branch tsunagiDebianNiibe
git checkout tsunagiDebianNiibe
git am 00*.patch
してみたのですが、
最初のパッチ
0001-Moved-ChangeLog-and-apply-a-patch-to-egg-com.el.patch
の適用に失敗します。
0001-Moved-ChangeLog-and-apply-a-patch-to-egg-com.el.patch
の中を見ても、debian/4.0.6+0.20041122cvs-19から
当てることのできるパッチには見えません。

gitの使い方を間違えているようなのですが、
何を間違えているのか判りませんでした。

debian/4.0.6+0.20041122cvs-19 からの
正しいpatchの生成の仕方をご存じの方、
教えていただければ幸いです。


3.
ところで、egg 4.1.8のegg-cnv.elの冒頭にこうあります。

;;;;;;;;;;;;;;;; About copyright notice ;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;
;;; This code was originally written by NIIBE Yutaka in 1997 and 1998.
;;; It was plan to assign copyright to FSF and merged into GNU Emacs.

;;; Based on my own work, the feature of mixture of multiple languages
;;; support was added, the feature was written by an employee of PFU
;;; LIMITED.  Because of that, it seems for me that a maintainer (at
;;; that time) added the copyright notice like:

        ;; Copyright (C) 1999,2000 PFU LIMITED

;;; But, I don't agree that this file is entirely copyrighted by PFU
;;; LIMITED.  It's only for some parts, at maximum.
;;;
;;; I never assigned my code to PFU LIMITED.
;;;
;;; Although the copyright notice was wrong or not that accurate at
;;; least, everyone in the project(including the maintainer and PFU
;;; LIMITED) agreed to distribute the code under GPLv2+.
;;;
;;; Please don't do that again.  Please agree and prepare your
;;; assignment to FSF when you develop something for Egg v4.
;;;
;;; -- gniibe 2014-10-31
;;;;;;;;;;;;;


またits-kata.elにはこうあります。
;;;;;;;;;;;;;;;; About copyright notice ;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;
;;; This code was originally written by NIIBE Yutaka in 1997 and 1998,
;;; using newly written ITS system for hiragana, based on the rules
;;; defined as Egg version 3.  Then, it was applied to katakana.
;;;
;;; It was plan to assign copyright to FSF and merged into GNU Emacs.
;;;
;;; This file once had a copyright notice of:
;;;

;; Copyright (C) 1995 Electrotechnical Laboratory, JAPAN.
;; Licensed to the Free Software Foundation.

;; Author: Satoru Tomura <tomura @ etl.go.jp>

;; Maintainer: TOMURA Satoru <tomura @ etl.go.jp>

;;; like Egg version 3.
;;;
;;; But, I don't think it applies to this file.
;;;
;;; It is unfortunate this file is distributed (once) with this wrong
;;; copyright notice in the "Tamago Version 4" distribution.
;;;
;;; Although the copyright notice was wrong or not that accurate at
;;; least, everyone in the project (including the maintainer and
;;; Electrotechnical Laboratory, later renamed to AIST) agreed to
;;; distribute the code under GPLv2+.
;;;
;;; Please don't do that again.  Please agree and prepare your
;;; assignment to FSF when you develop something for Egg v4.
;;;
;;; -- gniibe 2014-11-06

これらについてはtamago-tsunagiについても
入れておいたほうが良いと思うので
次に作るリポジトリでは修正をかけておきます。


4.
tamago-tsunagiもEgg(tamago)をforkしているので
ライセンスはGPL-2+です。
新規にソースを追加した場合も、
そのソースは同じくGPL-2+です。

ただ新規にソースを追加した場合、
著作権者を誰とすべきなのかは議論の余地があります。
http://producingoss.com/ja/copyright-assignment.html
を読んだのですが、どのような手段を取るべきか、
決めかねています。

NIIBEさんがおっしゃられるようにFSFに譲渡するのも
案として有りかと思います。
しかしFSFにコードを譲渡する手続きって
具体的にどうすればよいのか私は存じておりません。
ご存じの方は教えていただければ幸いです。


5.
また上記のコメントを読むにNIIBEさんが更新しているEggは
「Egg v4」という名前だと思われますが、
tamago-tsunagiの方はv4ではないという意味で
egg-versionは"5.x.x" を名乗ろうかと思います。
明らかにNIIBEさんの方が変更が大きいのに
こっちで大きな番号をとってすみません。
またegg-versionと同じ値で
tsunagi-versionという定数を定義しようかなとも思います。
tsunagi-versionが存在するか否かで、
tsunagiか否かを見分けることができるようにします。


6.
上記を踏まえてtamago-tsunagi-draft2.git
リポジトリを作り始めます。
こちらは特に意見(異見)がなければ、
そのまま正式版として公開する予定です。


皆さんからのご意見・情報をお待ちしております。

-- 
1xx <ItSANgo @ gmail.com> <https://twitter.com/ItSANgo>
Mitsutoshi NAKANO <bkbin005 @ rinku.zaq.ne.jp>
<http://d.hatena.ne.jp/Itisango/>


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