名前問題
江渡 浩一郎
2002 @ eto.com
2002年 12月 13日 (金) 02:34:43 JST
江渡です。
> 割としつこく言ってきてるつもりである割には伝わってないと言うことは、きっ
> と私の説明が悪いんでしょうね。(;_;)
私の理解力が無いだけですので、ご安心を。:-)
> 名称を議論するには中身について理解してなければならない気はしますが、中
> 身に関する議論は名称問題ではないので、名称問題とは切り離して議論した方
> が判りやすいです。
あいかわらずここがよくわからない。一般論としては名称問題とその中身を
どうするかは切り離したほうがいいのですが、しかしそれはその中身が
なにかついての共通理解があるときです。
私はまだそれがどのようなものなのか、人に聞かれても説明できません。
もちろん、それがどのような実装なのかとか、どのようなことができるのかは
わかるし、説明もできます。しかしそれがどのようなレイヤーに位置するもの
なのかは、結局まだ説明できない。
> 結局、江渡さんは x = 『文字を文字属性の集合で構成されるオブジェクトと
> して表現し、処理する手法』とか『x の XEmacs に基づく実装』である
> XEmacs UTF-2000(仮称)とか『x の Ruby に基づく実装』の名称とかについ
> ては議論してなかった訳ですね。その代わり、CHISE 環境の基盤となる共通ラ
> イブラリである libchise とか、それをリンクしたシステムの名称を議論して
> いると。
>
> ただ問題なのは、『x の XEmacs に基づく実装』とか『x の Ruby に基づく実
> 装』はもしかすると『libchise をリンクしたシステムの一種』かも知れなく
> て、視点・論点が錯綜していたのでしょうか?
そこが錯綜していると思います。
> まあ、現実の XEmacs UTF-2000(仮称)が本当に『x の XEmacs に基づく実装』
> なのかと言われると不十分な点もあり逆に越えちゃってる点もあるので何とも
> はやなんですが、『libchise をリンクしたシステムの一種』にもならないか
> も知れないので、なかなか難しい所です。まあ、XEmacs/CHISE でも良いかと
> いう気もしますが。
その二つがどう違うのかと人に聞かれたら、どのように説明すればいいんでしょうか。
作り手側から見て違うのはもちろんわかります。しかし使い手側から見ると
どのような違いが見えるのでしょうか。
> (*1) この表現自体はスパースなので、実際にはこれを変換して(短い)数値
> を作るかも知れませんが、ここでは『本名』を議論しています。Unicode
> の文字は UTF-8 でも UTF-16-LE でも UCS-4 のハッシュ値でも表現でき
> ますが、『本名』が UCS-4 ないしは UTF-32 であるのと同様です。
この議論の前提条件はわかりますが、しかし x において「本名」というのは
本当にあるのでしょうか? それは具体的にはなにを指すのですか?
> 「符号化文字モデル」とか「符号化文字方式」と呼んでいます。
この対立概念だとすると、
「属性文字指定方式」
とかこういう感じの名称がいいような気がします。
「「属性文字指定方式」という新しい文字指定方式に基づく実装である
「Chaon」を開発した」とかこんな感じの表現方法がいいのではないでしょうか。
ただ、「Chaon」を利用する人が、それをどのように利用するのかはまだ
よくわからないのですが。
江渡 浩一郎 2002 @ eto.com
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