名前問題

KAMICHI, Koichi kamichi @ sfc.keio.ac.jp
2002年 12月 11日 (水) 09:57:08 JST


上地です。

口を挟んで申し訳ないですが…。
たぶん、江渡さんの考えているUTF-2000(モデル)は
守岡さんの考えるUTF-2000(モデル)よりも大きい
ではないかと思います。
(モデル=概念と解釈)

g新部さんwrote:
>UTF-2000 は最初, 以下のような話から始まったと思います。
>
>	o 符号化文字集合の寄せ集めとしての Mule ってどうでしょうか?
>	o 符号化文字集合の寄せ集めとしての Unicode ってどうでしょうか?
>	o 文字の集合は文字の集合として, 文字は文字のオブジェクトとして, 
>	  エンコーディングはエンコーディグとして扱いたいものだ。
>
>===> 文字オブジェクトを扱うこととし, 内部エンコーディングはそれとは独
>     立に UTF-8 のマルチバイト表現を用いる。符号化された整数値と文字オ
>     ブジェクトとの間の対応関係を別に管理する。
>	.... GNU Emacs UTF-2000 試験実装 (1998) 

ということでしたら、案外細かい概念ではないかと。
すこしあいまいですが
utf-2000、libchise、kage、API、xemacs/utf-2000実装
は同じレイヤー(ある意味サブプロジェクト)に位置すると考えて
いいのでしょうか。

以上のように仮定すると、utf-2000という名称は
まずlibchiseでは代替できませんよね。

ひとつ疑問なのは、

守岡さんwrote:
>私としては、UTF-2000 モデルおよび UTF-2000 実装を指す名称としてやはり
>新しいもの(例:Chaon)を作る必要があると思っています。

とありますが、chaonはutf-2000という名称に代替するものですか?
それとも、utf-2000モデル+実装の名称を残したまま、両者を包含したものの
呼称としてchaonと呼ぶということでしょうか?
後者の場合、utf-2000自体の名称はそのままということですか?

私個人の意見としては、「utf-2000」という名称は、
心意気としては「unicodeなどにおけるutf概念の拡張」という意味では
とくに異論がないのですが、「utf-hoge」という時点で
文字符号化そのものを連想させると思います。
(って、私の意見というよりは、みなさんの意見ですが。)
そこで、chaonにするかどうかですが、先ほどの疑問の答え(前者か後者か)に
よっても変わってくると思います。

あとは、現在の呼称であるXEmacs/UTF-2000の実装しているUTF-2000的機能が、
UTF-2000と一致しない(ということでしたよね?)のも混乱しやすい
かなと思います。

#せっかく口を挟ましていただくので、これを機会に私も完全に
理解したいです。お手数かけます。

 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 博士課程
 上地宏一 kamichi @ sfc.keio.ac.jp





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