XEmacs and APEL

NAKAJIMA Mikio minakaji @ osaka.email.ne.jp
2002年 7月 23日 (火) 21:14:30 JST


  中島です。

  最近全然貢献していないし、山岡さん、守岡さん、小林さんのそれぞれの指
摘を正しく全部把握している自身もないので、発言しにくいのですが、

At Mon, 22 Jul 2002 16:26:12 +0900,
Katsumi Yamaoka <yamaoka @ jpl.org> wrote:
 
> しかし、例えば
> 
>   *-maybe が compile-time に既に存在しているものに対して何もしな
>   いのは良いのだろうか?
> 
> のようなぼくの発言に対してまったくご意見がいただけなかったので、
> 今さら言うまでもなく現状追認が正しい APEL の姿勢なのだろう、はた
> また APEL はすでに時代遅れになっていて誰もあえて問題視していない
> のだと解釈し、それでもなお、ときどき APEL が原因になっている障害
> が取りざたされるたびに、だんだん APEL の存在が鬱陶しくなってきた
> のでした。
> 
> ;; よし、これからは APEL を使わないでプログラムを書こう。APEL が
> ;; 使われているプログラムは、どさくさに紛れてAPEL を使わないよう
> ;; に書き換えてしまおう。理由はともかく Emacs の世界には APEL を
> ;; 排斥しようとする強い意志がみなぎっているので、そういう連中に
> ;; 実力行使のきっかけを与えてやろう...。

  SKK で APEL を採用した後、かなり強い反発があって (原作者の佐藤先生自
身そうお感じのようでしたし)、おぃおぃ SKK コミュニティー分裂か、とか冷
かされてずい分嫌な思いをしたものですが、GNU Emacs の version 20 への過
渡期、混迷期 (20.2 とか 20.3 とか) を乗り切れたのも、ぼくが普段あまり
使わない XEmacs への対応が相対的に楽になったのも (勿論その陰には
XEmacs サポートを支持してくれた方の恩義がかなりありますが) 結果的には
APEL のお陰、という個人的な思いがあって、自分のメンテナンスする SKK に
は APEL を採用し続ける、という思い入れもありました。

しかし、純粋に XEmacs での APEL package 問題とか、defsubst 問題に紛れ
て、山岡さんに上記のように言われてしまうと、問題があやふやなまま APEL
へ反発される方々の肩入れとなってしまうようで、「最近は APEL を使わない
のが主流なんでしょ?」みたいな声が広まってしまわないかと心配しています。

一時の NEmacs ブームも去って、GNU Emacs が 21 になり、Mule 2.3 @ Emacs
19.28 の需要も減ってきた昨今、APEL に望まれるものも少し変わってきた、
という感はあります。いっそのこと APEL を分解して、というのが一つの解法
であることも分かります。それならそれで、具体的にその問題に取り組む (そ
の検討がコミュニティ毎になるかもしれませんが) のが課題であって、ただ単
に APEL を嫌いな人、排斥しようとする人にえさをやる必要はないと思うので
す。

何だか自分の気持ちをちゃんと伝え切れていない感じがしますが、居てもたっ
てもいられなくなってこのメールを書いています。不足があればまたフォロー
いたします。
-- 
中島幹夫 <minakaji @ osaka.email.ne.jp>
http://www.asahi-net.or.jp/~gy2m-nkjm/




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